Q.冬になると、窓まわりや水まわり空間の結露が心配になりますが、ソーラーサーキットの家は、結露対策が万全なのでしょうか。
A.結露の主な原因は、室内の湿度が高く、室内外の温度差が大きい場合です。この家では、、計画換気によって室内の湿度を調節し、またインナーサーキット(内側通気層)よる湿度と温度の調節機能の働き、そしてアウターサーキット(外側通気層)の排湿・遮熱で室内の温度が下がらないしくみになっています。だから結露の問題は起こりません。窓まわりも、結露が発生しにくい低放射複層断熱樹脂サッシの採用で心配ありません。
Q.省エネルギーの家と聞きますが、どの程度の節約になりますか。冬の暖房と夏の冷房のときの軽減率を教えてください。
A.これまでの実例から見て45〜50%に軽減できます。冬の場合、全室暖房が良いと考えます。岩手の夏の場合は、自然な冷輻射熱と通風の利用で、冷房設備は特に必要ありませんから90〜100%の節約になります。ただし、家の立地条件や住み手の生活スタイルによって、ランニングコストに多少の変化が出ます。しかし基本的には、冬季・夏季とも、冷暖房機の使用時間は大幅に短くなります。盛岡市内で、オール電化住宅の家にお住まいの方の、一ヶ月の平均電気料金が9,981円(入居して3年目の電気料金)です。
Q.外断熱・二重通気のソーラーサーキットの家は内断熱木造軸組工法に比べて、建築費が高いのでしょうか。建築費の目安を教えてください。
A.コスト的に見て、在来の家と違うところは、気密・断熱性の高い施工と、窓や玄関といった開口部に気密・断熱性能の高い材質をもちいていることで費用が加算されます。もちろん外断熱していることと、基礎を耐圧盤ベタ基礎にして、木材の使用量や断熱材を2層張りしていますから工賃や工科もかかりますのでおおむね10%ほど高くなります。
しかし、冷暖房設備費の軽減、ランニングコストの軽減が実現でき、その上で住まいの快適性、耐久性の向上が図られることを考慮すれば、10%アップは決して高いものではないでしょう。もっとも建築費の価値は、どんな家であれ、住み手の理想と現実の間で揺れ動いていることを忘れてはなりません。
Q.床下(地下室)や屋根裏も快適空間になるとのことですが、それはなぜですか。
A.内断熱の住宅では、1階の床と天井裏に断熱材を施しますので、床下と屋根裏は屋外の状態になります。ところが、外断熱・二重通気ソーラーサーキットの家の場合は、建物の全体を断熱材と二重の通気層でおおいますから、床下と屋根裏は室内と変わらない環境となります。とくに床下は、インナーサーキット(内側通気層)と連結し、地熱の作用が働いているために、冬季の温度は18〜19℃に保たれ、夏季の温度は22〜24℃になります。この温度環境は、蓄熱や放熱にも利用できます。
Q.ソーラーサーキットの家は、どうして涼しいのですか。
A.床下換気口から外気を取り入れ、地中の冷輻射熱をインナーサーキット(内側通気層)によって通風し、小屋裏換気口より排熱・排出します。また低放射複層ガラス(標準装備)とアウターサーキット(外側通気層)の遮熱効果で、室内を爽やかに涼しくします。夏の暑い時は、熱を室内に入れないように窓を閉め切った過ごし方がいいです。たとえば外気温が30℃の時、室内の温度が27℃と約3℃温度を自然に、サーキットの効果で下げることが出来ます。
Q.基礎で断熱してベタ基礎にすれば、「換気口は必要ない」と他の業者に言われましたが、ソーラーサーキット工法は、どうして床下換気口があるのですか。
A.床下換気口が無いベタ基礎は、冬には、断熱と地中熱の利用で断熱効果がありますが、夏は、ベタ基礎内が蓄熱の状態になり、熱ごもりの現象をおこし、湿気のこもった環境をつくり部屋が一日中暑い状態となります。また地中にいたシロアリが配水管の隙間等から侵入して、シロアリの被害も報告されています。ソーラーサーキットの家は床下換気口を設け、季節に応じて開け閉めと、冬だけの住み方でなく、夏も快適に、耐久性を保持した作り方です。
Q.床下や屋根にサーキット用の換気口がありますが、定期的な保守・点検は必要でしょうか。またアウターサーキット(外側通気層)の取り入れ口も必要ですか。
A.外断熱の部材や、二重通気構造は、完成してからの保守・点検が必要ないように完璧につくります。専用の板状断熱材は40年以上の耐久実績もあり、また屋根の棟近くにある小屋裏ダンパー(換気口)、床下ダンパー(換気口)などのコントロール部材は、消耗したり、故障したりした場合には、新しい部材と交換しますが、(当社では、18年間一度も全ての家で交換なし)ここに関してはメンテナンスフリーを考え、あえて手動操作にしています。その理由は、四季に応じてコントロールする部分を手動にすることで、住む人が自然に点検できるからです。開閉の手動作は、年2回のサイクルで行います。(その時の気候温度・湿度で開閉操作により3〜4回すればより快適空間)サーキットの取り入れ口は、施工中に空気の流れを検査しますから、住まわれてからの点検は特に必要ありません。
Q.床下換気口と小屋裏換気口(ダンパー)の開閉時期はいつごろですか。
A.インナーサーキット部に設けられた、床下換気口、小屋裏換気口は、夏季には開放し、冬季には閉鎖します。その開閉は外気温18℃を境にしておこないます。しかし冬の長い岩手の気候の場合、早めに換気口を閉めれば、自然エネルギーの蓄積が得られ省エネ効果になります。
Q.計画換気システム設備をしたが、どうもうまく換気が働いていないという話しを聞きますが。
A.建物の相当隙間面積が大きいかもしれません。(相当隙間面積が1.0cm2/m2以下になりますと、外気の風圧などに影響されずに、必要な換気量が、継続的・安定的に供給されます)
また、施工時において配管ダクトをつぶしたり、穴を開けてしまったりすることで、空気の流れを妨げたり、流れなかったりしてしまいます。また「バランス調整していない(できない)」ことで、換気システム本体から近い箇所においては、吸いすぎてしまい、遠くの箇所においては逆に不足してしまう状態となります。当社では、バランスのよい空気の流れを作るためにも、住宅完成後に換気量の測定と調整をしてから引渡ししますので適正な換気が確保されます。
Q.外断熱・二重通気のソーラーサーキット工法の家を新築する時に、住宅金融公庫の割増融資受けられるのでしょうか。また優遇措置等はありますか。
A.(財)住宅・建築環境省エネルギー機構、性能関する省エネルギー評定により、金利優遇措置、環境共生住宅の割増融資が受けられます。